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40キロを過ぎ、
それまで一緒だった6時間ペースランナーに先行する。
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と言っても特段ペースを上げたわけではない。
ペースランナーはキロ8分30秒を目安にペースを刻んでいたらしいので
普通に走るだけの体力が残っていれば自然に先行できる。
ただ、今までの経験からは
40キロ過ぎて普通に走る余裕が残っているなんて考えられないことだ。

二月、三月と続けてフルマラソンを走ったことが
いい効果をうみ出しているのかもしれない。



ここにきてもまだ茶畑越しにランナーを撮影するゆとりがある。
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1キロがとても長く感じるはずの区間なのに
あっという間に41キロ。
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気分は驚くほどさわやか、すがすがしい。



「つま恋坂」を上る。
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さすがにダッシュはできないが走って上ることに苦痛を感じていない。
一年以上ほぼ毎日続けてきた石段駆け足の効果か。



南ゲートの脇から上ってきた坂を振り返る。
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ゴール地点の多目的広場までもうひと上り。
走り終えて帰路につく人たちの声援に手を振って応える。
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ここでも歩くことはなかった。



上りが緩やかになったあたりで応援キッズが待っている。
「応援キッズの助けがほしいー」と手を挙げて注文。
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フィニッシュまでの数百メートルをキッズと一緒に走る。
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小学四年生のかわいい女の子だ。
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きょうは10回くらい走ったと言っていた。
じゃあ、5~6キロ走っているんだ。



もうすぐフィニッシュ。
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手をつないでゴール直前の力走。
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バンザイゴール。
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ネットタイムで5時間49分。あまり疲れは残っていない。
結果は上出来。



応援キッズとゴール後の記念撮影。
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「ありがとうございました」と礼儀正しいキッズ。
いやいやお礼を言うのはこちら、「ありがとう、楽しかったよ」



少し経つと時間制限のカウントダウン。
10秒前にペースランナーがゴール。
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「さすがだなぁ」と感心する。この人たちにもお世話になった。
途中であきらめそうなランナーを励ます姿には感動すら覚えた。



ゴール後のフルーツをいただく。
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その後農家姿のT岡さんと遭遇。数分前にゴールしたらしい。
暑さの中、あの農夫姿で完走するなんて
さすが各種武道で鍛えているツワモノ。



着替えを終えT岡さんと別れてバス乗り場に向かう頃
ぽつりぽつりと雨が降り出した。
ついている。ゴールした後でよかった。


思えば、最後まで辛いと思わなかったのは久しぶりだ。
やっと掛川・新茶マラソンでその目標を達成できた。
来年以降はもう少しステップアップした目標をもって参加しよう。

ありがとう、掛川・新茶マラソン。



***** おしまい *****