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20キロを過ぎると歩く人が増えてくる。
いつもならこの辺りから「ふうふう」言い始めるのだが
今回はまだ大丈夫。
ただ頭は暑さで蒸れている。
21キロ。
前にいる「背番号12」のランナー、何度も写真に登場している。
ずっと似たようなペースだったってことか。
中間点を過ぎて振り返ると、
スタート前に写真を撮った「茶のみやきんじろう」さんがいた。
カメラを向けると、ピースサイン。
「がんばりましょう」無言のエール交換。
半分を超えた。
がんばろう。
道の脇に涼しげなブルーの花、ネモフィラ。
爽やかな印象。
シュワっと冷たい飲み物がほしくなった。
22キロ通過。
掛川市南部。海岸に近い地区を西進する。
風に苦しめられるところだが今年は風がない。
華やかな季節。コースが花に彩られている。
23キロ。
暑さによる目まい、ではなくただのピンボケ。
おお、これはぼーっとした頭が覚醒する鮮やかさだ。
シバザクラとガーベラの饗宴。
麦畑の道を行く。
24キロ。
もうすぐふたつめのフルーツステーション。
フルーツステーションに到達。
オレンジとバナナ。
群がる人たち。
オレンジに含まれる水分が疲れをいやしてくれる。
その向かい側では
地元高校生の郷土芸能応援。
応援に励まされて出発。
この後新茶マラソンの醍醐味である激坂ゾーンが控えている。
乗り越えられるか。
***** つづく *****