スマホのアラーム音で目が覚めたのは午前4時だった。
あまりすっきりした目覚めではない。頭がぼんやりしている。

窓の外はまだ暗い。少し冷える。
家人を起こさないよう一人でそっと朝食のおにぎりを食べる。

午前5時、車で出発。
掛川駅近くの駐車場に車を止め、一番の新幹線に乗る。
静岡マラソンに参加する人でほぼ満員。
日曜日の一番列車がこんなに混むなんて、この日だけなんだろうなと思う。



静岡駅からスタート会場の駿府城公園まで約1km。
ぞろぞろとランナーの列が続く。流れに乗って進めば迷うことはない。

静岡マラソンのスタート時間は早い。フルマラソンのスタートは8時20分。
荷物預かりが7時45分で締切られてしまう。
あまり時間がないので、うろうろせずにすぐに準備。
荷物を預け、トイレに寄ってから最後方のFブロック整列場所へ移動する。
スタートまで約30分ある。
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まわりの人に気を使いながら限られたスペースで体を動かす。
少しでも体を温めておきたい。



じわじわと列が移動し始めた。
お濠沿いを少しずつ前に進む。
スタート時間が近づいているのがわかる。


スピーカーを通してカウントダウンの声が聞こえる。
「パン」乾いた音が響いた。スタートの号砲だ。時計をスタートさせる。
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Fブロックはまだなんの変化もない。
ぞろぞろじわじわ、歩いて進む。
昨年はスタートまで13分かかった。今年はどうだろう?
制限時間いっぱいで完走を目指すランナーにとって
スタートまでのロスタイムが多いか少ないかは死活問題だ。



少し走る。すぐに列が詰まってまた歩き始める。
そんなことを繰り返すうちに県庁前の通りに出る。
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やがてスタート地点のお立ち台が見えてきた。
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下から見上げるが逆光でよく見えない。
よく見えないが一応手を振って通り過ぎる。
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スタートライン通過。時計のラップボタンを押す。
ここまで約11分。
事前に組み立てたレースプランでは15分を見込んでいた。
スタート地点ですでに約4分のアドバンテージ。
この4分は数字以上に大きい。気持ちにゆとりが生まれる。


***** つづく *****