中間点を過ぎたあたりから
なんとなく脚が重い感じがしていたけれど
エイドでの気分転換もあって
まだ歩くことなく走り続けている。
24キロ。
田んぼ道。
山を眺められるし、
ただっぴろい田園地帯に比べれば飽きはこない。
前方に見える緑色のウェアは
スタート前に会ったガチャピンさんだと思う。
田んぼから住宅地へ。
景色の変化はうってつけの気分転換。
飽きずに走ることが大切。
ほどなく25キロ。
この辺はコース内最北部、左前方に山名小学校。
ゆるやかな下り。走りやすい。
音楽が聞こえる。
周南中学ブラスバンドの演奏。
「ありがとうー」
両手を振って通過。
27キロ。
周りの景色が単調になり、
歩く人が目につくようになってきた。
写真撮影を口実に立ち止まる。
止まる理由を考えなくてもいいのだが
なんとなく後ろめたさみたいなものがあり
自分に対して言い訳を考えてしまう。
ああ、空がきれいだ。
どうして走っているんだろう。
「もうフルはやめて、ハーフまでの大会に専念しようかな」
辛くなってくると、そんな思いが頭をよぎる。
坂道が始まる。
28キロ。
遠州三山のひとつ、可睡斎付近。
きつくなってきた。
また撮影を口実に立ち止まる。
なんとか第4関門、28.86km。閉鎖17分前。
写真を撮っていたら、スタッフの方が
「撮りましょうか?」と声を掛けてくれた。
お言葉に甘えて関門通過の記念撮影。
後ろをガチャピンさんが通り過ぎてゆく。
この後、またひと山越えなくっちゃいけない。
***** つづく *****
なんとなく脚が重い感じがしていたけれど
エイドでの気分転換もあって
まだ歩くことなく走り続けている。
24キロ。
田んぼ道。
山を眺められるし、
ただっぴろい田園地帯に比べれば飽きはこない。
前方に見える緑色のウェアは
スタート前に会ったガチャピンさんだと思う。
田んぼから住宅地へ。
景色の変化はうってつけの気分転換。
飽きずに走ることが大切。
ほどなく25キロ。
この辺はコース内最北部、左前方に山名小学校。
ゆるやかな下り。走りやすい。
音楽が聞こえる。
周南中学ブラスバンドの演奏。
「ありがとうー」
両手を振って通過。
27キロ。
周りの景色が単調になり、
歩く人が目につくようになってきた。
写真撮影を口実に立ち止まる。
止まる理由を考えなくてもいいのだが
なんとなく後ろめたさみたいなものがあり
自分に対して言い訳を考えてしまう。
ああ、空がきれいだ。
どうして走っているんだろう。
「もうフルはやめて、ハーフまでの大会に専念しようかな」
辛くなってくると、そんな思いが頭をよぎる。
坂道が始まる。
28キロ。
遠州三山のひとつ、可睡斎付近。
きつくなってきた。
また撮影を口実に立ち止まる。
なんとか第4関門、28.86km。閉鎖17分前。
写真を撮っていたら、スタッフの方が
「撮りましょうか?」と声を掛けてくれた。
お言葉に甘えて関門通過の記念撮影。
後ろをガチャピンさんが通り過ぎてゆく。
この後、またひと山越えなくっちゃいけない。
***** つづく *****